INTERVIEW
小比類巻貴之
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チェ・ホンマン
TURBO
マモル
藤原あらし
ロシア期待の超新星




―ケガの具合はいかがですか?
あらし 初めて切られたんで…まぁこんなもんかな、ってところかな?
―両目ですね。
あらし 両目です。左側はバッティングです。(試合)終わってから、(藤原)国崇さんが「ごめんねっ。」って謝って来てくれて。頭に当たったんですよ、ハハハ。
―まだ痛々しいですね。
あらし 左はそうでもないんですけど、ヒジで切られた右側は痛いですね。
―カットしたのは"初体験"とうことですが…
あらし まぁ、キックボクシングですから切られて「イヤだ」とか言っていると「じゃあお前キックやるなよ」って事になりますから(笑)。入院しなきゃならない大きなケガじゃなくて良かったと思ってます。
―じゃあ7月は元気に決勝を戦えそうですね?
あらし いや、6月の全日本の大会にも上がろうかな、くらいの勢いです(笑)。
―今回の試合、W藤原対決と言う事で、名前だけでなく実力の上でも注目された藤原国崇選手との一戦は、意識はしましたか?
あらし してなかった、といったら嘘になりますね(笑)。意識というかボクは、いち選手なんで、組まれた試合をこなさなきゃいけないっていうのがあるんで、今回はいい意味で意識した試合だったかもしれないですね。
―国崇選手はNKJFの王者、あらし選手は全日本キックの王者ということでは意識はしませんでした?
あらし そうですね、(自分は)チャンピオンとして全日本を背負っているんで、いい試合をしなきゃ、とは意識してました。
―なるほど。そして今回、決勝の相手が真二選手に決まりました。試合は見ましたか?
あらし 試合は見ました。
―真二選手の印象は?
あらし いやぁ〜、同じ攻撃を延々とするスタイルだと思ったんですけど、やっかいですね。全部は見てなかったんですけど、終わるならば(どちらかの)KO勝ちだろうなとは思いましたね。
―7月はどういう展開で戦おうと?
あらし 国崇選手との戦いでは出せなかった新技"あらしキック"をやろうかなと。
―それはどういう?
あらし それは内緒です(笑)。見てのお楽しみ。
―おー!楽しみですね、それは(笑)。
―もともとは学生キックをやっていたんですよね?
あらし はい。すねパッド無しルールで3回試合しています。スパーリング大会みたいなのは何回も出てますけど。その後、試合が組まれなかったんで、プロに進みました。その時に新田日明選手と知り合いました。
―リングインして、右腕あげてリングを走るのはもしかして新田選手にあやかって?
あらし う〜ん、どうですかね(笑)。っていうか思いっきりマネですけどね。新田さんからも「それやめろよ」とか言われなかったんで(笑)。
―なるほど(笑)。もともとキックを始めようと思ったのはきっかけは?
あらし それまでは陸上とサッカーをやっていたんですけど、両方とも芽が出なくて、全く違うジャンルの個人競技をしようと思ったんですね。男だったら強いのに憧れるかな、みたいな(笑)。ちょうどK1でピーター・アーツが3回王者になった年で、アーツには憧れましたね。今の自分は結果を出せたかなとは思いますね。チャンピオンにもなれたんで、自分なりの結果は出せたかなと。
―これからはどういうところに目標をもっていきますか?
あらし これからは世界に行きたいなとは思っていますけど、国内にも倒さなきゃいけないのが沢山いると思うので、(試合を)組まれれば臨機応変にはやっていきたいとは思ってますけどね。
―世界というと… ムエタイは強剛が…
あらし もう、黄金の階級ですから。
―まずはヨーロッパ、という感じで?
あらし 組まれれば…組まれれば…行きたいなと。一回イギリスでやってるんですけどね。
―プロモーターとファンが望むのであれば…
あらし ファンが望むのであれば…それでまた国崇選手とやれって言われたら…(笑)
―まぁ、あり得なくはないですよね(笑)。国崇選手にしてみれば、やられたんだからリベンジ、っていう事はあり得るでしょうね。あらし選手は敗っているから…
あらし もういいや(笑)。
―最後に決勝戦に向けての意気込みを!
あらし 準決勝にも劣らないような試合をやっていきたいなと思います。期待していて下さい。
―今日はありがとうございました。
藤原あらし(ふじはら あらし)
出身:和歌山県
生年月日:1978年12月22日
身長:164cm 
所属:S.V.G(全日本キックボクシング連盟)
主な実績:現全日本バンタム級王者、2000年学生キックバンタム級王者
戦歴:18戦14勝(10K.O)1敗3分
最近の成績
05.05.06 J-NET MACH 55 1st 準決勝戦 ◎vs藤原国崇(3R 1′47″T.K.O)/05.03.02J-NET MACH 55 1st 開幕戦◎ vs関健至(3R 2′48″K.O)/04.11.19全日本キック The Championship(全日本バンタム級王座決定戦)◎vs真後和彦(1R 2′42″K.O)
(C)モッツ出版

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